西宮市で不動産を売却する際には、以下のような必須書類があります。
登記済証
「物件の権利が誰にあるのか」を証明する書類です。登記が完了した時点で交付されており、再発行はできません。どうしても見つからない場合は、法務局で代替書類が発行できます。
平成17年以降の物件には登記識別情報という書類が発行されている場合もありますが、こちらも登記済証と同じ役割を果たします。
物件の図面、設備の仕様書など
買い手に物件の情報を提供するために使われます。
固定資産税納税通知書
固定資産税は1月1日時点の所有者に課税されるため、基本的には売り手側に支払う義務が発生します。しかし、現在では所有期間の割合などで買い手側が一部を負担することが一般的となりました。そのため、固定資産税納税通知書を利用して対象の物件の固定資産税額を確認する必要があります。
不動産の所有権を移すのに必要な登録免許税も同様に、固定資産税額をもとに算出されます。4月ごろに市役所から交付される書類であり、再発行はできません。どうしても見つからない場合は、市役所で発行される固定資産税評価証明書で代替できます。
身分証明書、実印、印鑑証明書
買い手と契約を結ぶ際に必要な書類です。対象の物件を共同で所有している場合は、所有者全員分が必要となります。共同所有者が遠方に住んでいる場合などは、早めに連絡をとっておきましょう。
また、登記住所と現住所が異なる場合は住民票も必要となります。印鑑証明書・住民票ともに、発行から3ヶ月以内のものが有効です。
マンションの管理規約
マンションを売却する際に必要な書類です。手元に無い場合は、管理者、管理組合に問い合わせてみてください。
土地測量図・境界確認書
土地・一戸建てを売却する際に必要な、どこまでが所有する土地かを記載した書類です。これは購入時に受け取る書類であり、見当たらない場合は測量士などに依頼して再調査の必要があります。
建築確認済証および検査済証
一戸建てを売却する際に必要な「建築基準法に則って建てたことを証明する書類」です。対象の物件を受け取る際に渡される書類であり再発行はできません。見当たらない場合は、市役所で取得できる台帳記載事項証明書で代替できます。
これらの書類は、不動産の売買契約に必須となります。スムーズに取引を進め不動産高額買取を目指すためには、事前の準備が大切です。
また、必須ではないものの提示が望ましい書類には、以下のようなものがあります。
耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書・地盤調査報告書・住宅性能評価書・既存住宅性能評価書
住宅の価値や安全性を証明する書類です。提示することで、買い手は安心して購入できます。
物件の重要事項説明書・パンフレットなど
買い手にとって有益な情報が記載されている書類です。契約の前に提示すると、物件の印象が上がる可能性があります。
ローン残高証明書(債務超過の場合必要)
ローンの状況を伝える書類です。買い手に提示することで、ローンを滞りなく返済できることをアピールできます。ローン返済予定表、または住宅ローンの償還表でも代用可能です。
マンションの使用細則、維持費などの書類
マンションの売却にあたって、あると望ましい書類です。マンションの購入は、「管理面も含めての購入」と言われています。管理規約にプラスして、マンションの使用細則・維持費などの書類を提示すれば、買い手が安心して購入に進むことができます。
建築設計図書・工事記録書など
戸建ての売却にあたって、あると望ましい書類です。買い手がリフォームをする際などに役立ちます。
上に挙げたような書類は手続きにおいて必須というわけではありませんが、買い手に安心感を与え、好感度を上げることもできます。西宮市で不動産高額買取を目指すなら、できる限り準備しておいたほうが良いでしょう。